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Ricoh/PENTAX のインタビュー記事 By imaging resource


LPFシミュレーション(LPFセレクタ)の原理


imaging resourceに、3/14付でリコーイメージングへのインタビュー記事が掲載されています。CP+2014 において行われたインタビューのようです。分量が多かったので、掲載までに時間がかかったようです。
  • 回答者: 荒井孝氏 
    • リコー出身の方で、CXシリーズなどの商品企画を担当されていた方のようです。*1
    • Web上でPENTAXの製品に関わっているのを確認できるのは、PENTAX Q7からですね。* 2

インタビュー概要

例によって、かなり意訳&端折っています。以下の訳文では大幅にカットしましたが、インタビューアはPENTAXのファンの上、特に、LPFセレクター機能に感銘を受けたらしく、技術的にかなり深いところまで突っ込んで話をしています。興味ある方はぜひ原文を。

  • 開発チームは、PENTAXとRICOHで分かれているのか?(ブランド別に2つの開発チームが存在するのか?)
    • 開発チームは現在は、1つ
    • 東京を拠点としている
      • (※訳注:東京都板橋区の本社のこと。)
  • チームが1つになったことで、どのような化学反応("cross-pollinated")が起きましたか?
    • 例えば、GRには、RICOHの最新技術が投入されるとともに、PENTAX特有のTAvモードなどが取り込まれてます。
    • また、K-3では、GR特有の機能(例えば、マルチパターンAUTOホワイトバランス※)が取り込まれています。
      • (※訳注: ミックス光の場合に、ホワイトバランスを画面内で適宜切り替える機能。例えば、左半分だけ太陽光、右半分は蛍光灯に合わせるなど。詳しくは、リコーの海外公式サイトで解説されています。なぜか国内ではGRの特徴に挙げられていません…^^;)
  • そういえば、従来のPENTAX機は、強い色のついた光源下では、ホワイトバランスにちょくちょく難がありました※が、K-3では大幅に改善されていますね。
    • (※訳注:一時期、海外でよく問題になっていた話。ただ、国内では問題になった記憶がないので、知らない人も多いかも。従来のPENTAX機のホワイトバランスの制御方法が、海外の人の感覚と合わなかったのでしょうか…^^;)
  • SRを用いたローパスフィルタ(LPF)シミュレーション※には、大変感銘を受けたのですが、どのような着想で、どうやって開発されたのでしょうか?
    • (※訳注: 国内では「ローパスセレクター」と呼ばれてますね。)
    • アイデア自体は、LPFを取り外すといったことが世間的には全く考えられていなかった4、5年前からありました。645DでLPFを無くし、Nikon D800Eなどが登場したことで、LPFの除去が世間の認知度が上がってきたことから、新機種で、投入することとなりました。
    • LPFシミュレーションを実現するため、K-3には、従来より高精度に動作する特別なサーボモータを用いています。
  • LPFシミュレーションとSRを同時に実現するためには、特別なモーターに加え、コントローラ※も特別なものが必要かと思いますが、それについては?
    • (※訳注: モータコントローラ/制御部のこと。)
    • (知的財産権の関係上)回答しても構わない範囲が分からないため、無難な回答に留まりますが、K-5からK-3で、モータ及びコントローラ、SRに用いている磁力が変わっています。
  • 従来の機種に、ファームウェアの変更でLPFシミュレーション機能を実現できませんか?
    • ハードウェア依存なので無理ですね。
  • 将来的にエントリーレベルの機種に搭載される可能性は?
    • 低廉価化の努力をしている。SRはPENTAXの強みであるので、エントリーレベルの機種にも搭載したいと思っています。
  • 我々が計測したところ、K-3のセンサの動作周波数(センサの振動)は ちょうど500Hzでした。1/1000secのシャッター速度でもLPFシミュレーションは使えていますが、その効果は、どうなっているのでしょうか?500Hzで円を描くのであれば、1/1000secでは、1/2の円しか描けないので、1/500secの時より効果が落ちませんか?
  • imaging resourceによるLPFセレクターON時の音響解析結果
    • ユニットが動いているのは確かです。また、1/1000sec※のときより動きは小さくなります。もし、高速シャッターを用いても、LPFセレクターの効果は出ますが、完全に振動する場合(円を描く場合)に比べ、その効果のほどは小さくなります。
    • (※訳注:1/500secの間違い、、、かも。この回答の訳、全体的に合ってるのか、かなり怪しいです。また、原文では、インタビューアは回答に納得してない旨が記載されています。)
  • 通常、動画撮影時には、写真を撮る場合ほど、高速シャッターは要求されないため、より遅い周期でセンサを動作させた、動画撮影時用のLPFシミュレーションが開発できそうな気がしますがどうなのでしょうか?例えば、60Hzや140Hzで動作させるなど。
    • スチル撮影時でも、遅いシャッター速度であれば、センサの周期も遅くなっています。500Hzは最高速です。
    • 速度の面で言えば、動画でも使用可能です。ただ、熱やバッテリー消費の問題、ノイズの問題があり、簡単ではありません。これらの問題が解決できれば実装するでしょう。
  • 撮影時、シャッターが開く前とわずかな前に動作を開始し、閉じたすぐ後に動作を停止しているようですが、これは、熱の発生・バッテリー消費を最小限にするためですか?
    • その通りです。
  • ~ 以下長いので略(K-50, K-500, GXRなど, Theta, 645Dの話など) ~
  • 以下、一部抜粋。
  • ズームレンズを搭載したGRの予定は?
    • 全くありません。要望は受けていますが、計画していません。

雑感

 「お前(インタビューア)、どんだけPENTAXすきやねん!」と言いたくなるくらい長かったです。そんなわけで、途中から訳を放棄しました。原文読んでる分には面白かったのですが、マーケティング戦略に関する話が大半だったし、まぁいっかみたいな感じです。ごめんなさい。

 それにしても、PENTAXは手堅いというか保守的な感じを受けるのですが、今後カメラの市場が縮小することを既に視野に入れてる様子なだけに、将来的にもしぶとく生き延びそうな雰囲気は受けました。うん。