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PENTAX はハーフミラー機を出すのか?


特開2014-032330の図1

PENTAX(現リコーイメージング)からハーフミラー機に関する公報が出ていました。


公報自体は、ハーフミラーの構成(主に材質)に関するものです。

とはいえ、公報には「本発明の別の目的は、かかるハーフミラーを有するデジタル一眼レフカメラを提供することである。」と明記されているので、結構本気なのかもしれません。



肝心の公報は、ハーフミラーには、高屈折率の膜と低屈折率の膜を相互に重ねた10層以上の多層膜が適していて、その材質は云々、、、という話なのですが、別段それ自体は面白くもないので、詳しく知りたい方は、下記公報をご参照ください。
  • 特開2014-032330 「ハーフミラー及びデジタル一眼レフカメラ」
  • 特開2014-032331 「ハーフミラー及び一眼レフデジタルカメラ」
  • 発明者はともに、藤井秀雄さん
    • 過去の公報を調べる限り、旭光学時代から膜の研究開発をされているようです。
以下、特開2014-032330からの抜粋。
本願発明に係るハーフミラーを用いた場合の
波長別反射率
可視光波長域380~ 780 nmでの反射率が、いずれの偏光においても、かなりフラットな点に注目、だそうです。
本願発明に係るハーフミラーを用いた場合の
ランダム偏光、S偏光、P偏光についての反射率のCIE色度座標

偏光の種類によらず、いずれも基準線内にばっちり収まってます。
※ 基準線の円は、ファインダーをのぞいた時に生じる色差が気になるレベルを示しています。

仮にこの性能のまま実用化されると、ハーフミラーとしては、かなり良いっぽいです。
公報を読むと、かなり細部まで設計が進んでいるっぽく、実用化の意思をひしひしと感じるのですが、、、

一体どこに使うのでしょうか??

一瞬、SONYのTLM機向けの技術提供が目的なのかと思ったのですが、TLMに用いるミラーはハーフミラーじゃないですね。(TLMでは一部(数%?)の光のみ反射。)

もしPENTAX機でハーフミラーを使うとするなら、とりあえず、ミラーの機構についてかなり開発を進めていることからして、純粋なペリクルミラー機はまずない、かなと思ったりします。

となると、ハーフミラーは補助的な用途にとどまる(通常撮影時はミラーアップする)ことが想定されるので、PENTAX機の弱点の1つである、「動体追従が弱い」という点を補完するために使うとか、かなぁと妄想したりします。

例えば、AF-Cで動体を追うときのみ、ミラーダウンしたままにして、動体の食いつき性能を上げるとか。

長らくPENTAXの公報は追っていますが、ここにきて、急にハーフミラー機の話が出てきただけに、色々と謎が多いです。