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LOVE PENTAXYZ

News & Tips about PENTAX products, and daily photos by PENTAX cameras.

PENTAXユーザなら知っておきたいNew標準ズームレンズ DA18-50mmの秘密

Review News

DA18-50
望遠側が5mm短くたっていいじゃない。沈胴だもの。

目次

分量があるので目次をつけました。
  • アウトレット品が安い
  • DA18-50mmってこんなレンズ
    • 個人的評価
    • 海外のレビュー記事 (抄訳3本立て)
    • 日本国内レビュー記事
  • Tips
  • DA18-50mmの光学系 ←注目

アウトレット品が安い

価格.comの口コミを見ていたらDA-L 18-50mmF4-5.6 DC WR REのアウトレット品が破格の値段で販売されていることに気づきました。
たまによく見る『キットレンズのバラシ品(単体での放出品)』ですね。この手のアウトレット品は、メーカー保証がちゃんと付くので、個人的には良いと思います。上記リンク先はマルウチドットコムですが、調べてみると僅差でMapCameraでも取り扱っているようです。

なお、上記アウトレットとして販売されているのは、DAではなく、DA-L (廉価版)です。

※単に「DA18-50mm」と言うと、単体で発売されている『HD PENTAX-DA18-50mm 4-5.6 DC WR RE』と、2015.10月現在K-S2とセット販売されている『PENTAX-DA-L18-50mm 4-5.6 DC WR RE』の2つがあります。

単体発売されている DAレンズ(商品名:HD PENTAX-DA18-50mm 4-5.6 DC WR RE)との違いは下表の通りです。
HD DA18-50mmDA-L18-50mm
概要単体発売されているレンズK-S2のキットレンズ
レンズコーティングHDコーティングsmcコーティング
付属品・レンズフード
・レンズキャップ
・レンズキャップ

レンズコーティングが違うと言っても、ネット上の作例や評判を見ている感じでは、敢えて強調するほどの劇的な違いはない(と思われる)のですが、念のため。

pentax-memoさん曰く、HD版のほうが周辺画質が安定しているとのことです。詳しくはWEB↓で。
※余談になりますが、DA18-50mmに関しては、今までのDAレンズとDA-Lレンズの関係のように、機能的な差異(QASFが省略される、筐体が異なるなど)はありません。

DA18-50mmってこんなレンズ

個人的評価

以前にDA-L 18-50mmを使ってみた印象ですが、だいたいこんな感じ。

○ ここが良い

  • 軽い!
  • 小さい!
    • 超コンパクト!取り回しが楽!
  • AFが静か
  • 簡易ではあるものの防滴防塵
  • 描写性能が必要十分
    • 解像度、色乗り、コントラスト、諸収差、いずれをとっても必要十分
  • 逆光耐性が良好
△ ここがイマイチ
  • 広角端 f=18mmでの周辺減光がやや目につく
    • (ただし、デジタル補正で解消可能)
  • プラスチッキーな作り
気軽にオールマイティな状況下で使える手頃な標準ズームレンズとして、パーフェクトじゃないでしょうか。

誤解無いように説明を加えると、他のレンズに比べて描写性能が高いということはないです。現行のPENTAXレンズの中ではわりと凡庸な性能かと思います。最初に手にするレンズとして、ソツのない出来で良いよね、という感じです。
Test Shoot of Advanced-HDR
K-S2のA-HDR良いっす

海外レビュー記事

DA18-50mmのアウトレットを見つけてテンションが上がったので、3本のレビュー記事をまとめてがっつり訳しました。ご参考までにどうぞ。

PCMag.comのレビュー

  • Pentax HD DA 18-50mm F4-5.6 DC WR RE Review & Rating | PCMag.com
    • DA18-55mmと比べればコンパクトさが売り、この小ささにプレミアムを払えるかがポイント。最初のレンズとしては、良い選択肢。もう少しお金が出せる場合、HD DA20-40mmという選択肢もある。
    • キットレンズとして提供されるレンズは、SMCコーティングだが、我々がテストした限りでは、単体発売されているHDコーティングのものと極めて似通った性能である。メカの作りも同レベル。
    • フィルタ径は58mmで、DA18-55mmよりも大きい。最大倍率は1 : 4.3(クォーターマクロ相当)。普段使いでは、十分主題に寄れるだけの性能がある。
      より広いズームレンジで、きちんとしたマクロ性能が欲しい場合、SIGMA 17-70mmF2.8-4という選択肢もある。DA18-50mmのように小さくはないが、より良好な作りで、望遠端で1 : 3の最大倍率で撮影することができる。
    • K-S2との組み合わせでImatestを行った。シャープネスのテストでは、焦点距離18mm F4で、画面中央で2047line、周辺部で1705lineだった。画面中央では基準値(1800line)を上回っており、周辺部でも入門者向けのレンズとしては良好である。F5.6まで絞ると、最も解像性能が良くなる。樽型の歪曲(1.9%)が18mmで問題となる。真っ直ぐな線が、明らかに外向きの曲線となる。ただし、この問題はデジタル補正で修正可能である。
    • 焦点距離35mmでは最大でF4.5となる。このとき、シャープネスのスコアは中央部2041line、周辺部も若干改善され1830lineとなる。F5.6とF8では画質は変わらない。このとき、歪曲収差は問題なくなる。
      焦点距離50mmでは最大でF5.6となり、中央部2025line、周辺部は1800lineに達する。F8でも性能はかわらない。約1%の糸巻き収差となり、画像がわずかに内側にカーブする。いくつかのショットでは気になるかもしれないが、基本的には探さないとわからないだろう。
    • DA18-50mmは、小さく軽く防滴防塵のズームレンズを探しているPENTAXIAN(PENTAXユーザ)向けと言える。しかしながら、筐体のクオリティからすると割高である。沈胴式でない通常のDA18-55mmを所有している場合、わざわざHD DA18-50mmに買い換えることはおすすめしない。
    • もし新たな標準ズームレンズを探しているのなら、他にも良い選択肢がある。SIGMA 17-70mmF2.8-4は、より高価で防滴防塵仕様ではないが、大口径に、広いズームレンジ、良好な筐体のクオリティを手にすることができる。
      PENTAX純正が良ければDA18-135mmという選択肢もある。より大型で、5万近いコストがかかるが、さらに広いズームレンジが手に入る。
      我々としては、SIGMA Art 18-35mm F1.8をオススメする。PENTAXの純正品であれば、HD DA20-40mmF2.8-4という選択肢もあるだろう、ただしこれはかなり高い。
SIGMA 標準ズームレンズ Contemporary 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM キヤノン用 APS-C専用 884543
SIGMAの高性能レンズシリーズ(Contemporary)の1つ
性能は折り紙つき。AFに当たり外れがあるとの噂も。
PENTAX 標準ズームレンズ 防滴構造 DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR Kマウント APS-Cサイズ 21977
定番の防塵防滴ズームレンズ。
AF速度は、PENTAX純正レンズの中でも屈指の速さ。
周辺画質をどう見るかが購入のキーかも。

PentaxForumsのレビュー

  • Pentax 18-50mm F4-5.6 First Impressions Review - Hands-on Reviews | PentaxForums.com 
    • DA18-50mmの光学性能は、DA18-55mmWRと極めて似通っている。このレンズは、様々なシチュエーションでの通常撮影においてgoodである。しかしながら、カミソリのようなシャープネスやピクセルレベルで収差のない画質を手にしたい場合は、他の多くの選択肢の中から選んで欲しい。
    • 低価格のレンズではあるが満足できるものがある。カメラの主な用途がSNSへの写真投稿の場合、このレンズは十分以上のものがあるし、満足できるだろう。
    • ボケは実際とても良く、 望遠端50mmでの1: 4のクローズアップ撮影を楽しめるだろう。曲率の付いた7枚羽を用いた絞りのおかげで、DA18-50mmのボケは、直線的な6枚羽を用いる古いレンズキット(DA18-55mm)に比べ、格段に円形に近づいている。
    • 屋外において、K-S2,K-3で正確な露出が得られた。得られる画像は十分なコントラストがあり、後処理で明瞭度を上げる必要は殆ど無かった。
    • 周辺部におけるシャープネスは、DA18-50mmは、わずかにDA18-55mmよりも良くなっている。しかしながら、DA18-50mmは、グレアやフリンジの発生が増えている。望遠端が50mmと55mmの違いは小さい。しかしながら、遠くの物体を撮影する際には、DA18-55mmのほうがよりシャープな画像を得られる。広角端18mmに関して言うと、DA18-50mmは、DA18-55mmよりほんのわずかに画角が狭くなっている。
    • DA18-50mmの大きなメリットは、なんといっても沈胴式で大幅にコンパクトなサイズを実現した点である。DA18-50mmは、DA18-55mmの半分ほどの大きさになる。
    • できるかぎり小さくしたものにはつきものだが、幾つかの弱点がある。DA18-50mmのズームリングはDA18-55mmのものよりだいぶ幅が狭い。ズームリングを回すのにより力が必要になっている。このため、スムーズな微調整が難しくなっている。ただ裏を返すと、結果的に、ズームリングが勝手に動くようなことはない。
    • DA18-50mmは2パートからなる複雑な鏡筒の造りになっているが、グラグラしそうという感触に反して、キットレンズとしては全体的に造りが良好である(プラスチックマウント&ボディであることは除く)。
    • DA18-50mmのAF速度・精度はDA18-55mmと似たようなものである。
    • 1点興味深いことに、DA18-50mmはモータ制御のMFシステムが搭載されている。メカニカルリンクがレンズに対して行うように、フォーカスリングはデジタル信号をDCモータに送り、フォーカスを調整する。結果的に、DA-L18-50mmは、従来のDA-Lレンズと異なり、QSAFが搭載されている。フォーカシングの際、わずかなレイテンシが発生するため、正確なフォーカシングが難しくなっている。我々としては、従来のメカニカルな機構が好みだ。
    • HDバージョンもあるが、多くのユーザにとっては、SMC版から買い換えるよりは、SMC版に加えて、多少の追加費用を払ってDA35mmF2.4やDA50mmF1.8を手にするか、シンプルに、DA18-135mmにアップグレードするのが良いのではないかと思う。
PENTAX 標準単焦点レンズ DA35mmF2.4AL ブラック Kマウント APS-Cサイズ 21987
PENTAXの撒き餌レンズ第1弾。
いたってオーソドックスな性能で使いやすい。
だがちょっとまってほしい。PENTAXにはFA31mmという(以下略
ペンタックス (2010-11-20)
売り上げランキング: 10,970
PENTAX 望遠単焦点レンズ DA50mmF1.8 Kマウント APS-Cサイズ 22177
PENTAXの撒き餌レンズ第2弾。
個人的に好きな焦点距離。この焦点距離はポートレートにオススメ。
だがちょっとまってほしい。PENTAXにはDA★55mmという(以下略
ペンタックス (2012-07-20)
売り上げランキング: 15,432

Pentax Lens Review & Lens Database

  • HD Pentax-DA 18-50mm F4-5.6 DC WR RE Reviews - DA Zoom Lenses - Pentax Lens Reviews & Lens Database
    • この値段でチープなプラスチックの作りに、適度な最大口径を備えている。しかしながら、うまく組み立てられており、開放でも良い写りをする。画面中央は言わずもがな、周辺部においても、多くのズームレンズに比べて良好な性能を有する。ガラスや金属の貴重さや、優れた性能、良好なハンドリングを備えているわけではないが、日常の利用においては十分満足できるものがあるといえる。1万円台前半で手に入ることはとても価値がある。
    • この手のコンパクトなズームレンズとしては、とても良好なシャープネスを有している。中央部はDA18-135mm並、周辺部においてはそれ以上に良好である。DA16-45mmとDA17-70mmの中間であるが、これらほど色収差はない。周辺部、特に4隅においてシャープネスとコントラストは適度に低下する。しかしながら、DA18-135mmほど顕著ではない。
      コントラストは強い光源をフレーム内に入れても良好である。10枚前後のレンズから構成されていることを考えるとフレア耐性は極めて良好である。HDバージョンであれば、さらに良いだろう。とはいえ、コントラストと彩度はベストではない。色収差は極めて少ない。パープルフリンジやその他の色のフリンジは、ハイコントラストな領域や4隅であってもよく抑えられている。★レンズやLimitedレンズのようなミラクルな出来ではないが、開放から画面全域において極めてシャープで、良好なコントラストを備えている。これは新世代の標準キットレンズとなりうる。
      ボケは悪くないが、溶けるような滑らかさはない。とはいえ、7枚羽が作り出すボケは変な癖はない。DA18-55やDA16-45などより良い。
      特段問題点がなく、ズーム全域で良好な性能を有しており、4cmというコンパクトさに収まるサイズを考えると、使い勝手の良い標準ズームレンズといえる。
    • 機械的には問題はない。使う喜びはなく、極めて機能的な造りである。DA18-55WRIIと同じが少し良いくらいの造り。ズームリングとフォーカスリングは特に問題ないが、少し軽く感じる。同じプラスチック製でも、DA35mmやDA50mmより気持ち良いように感じる。筐体のデザインはこれらとよく似ている。
    • AFはとてもいい。速く、静かで正確。PENTAXにおいては、これは珍しい。どの焦点域においても、開放からきちんと素早くフォーカスが合う。このレンズのDCモータはDA18-135mmのように良好で、DA20-40mmほど悪く無い。
    • MFは、このプラスチックの筐体では楽しくない。また、軽い抵抗のフォーカスリングがイケていない。回転角によって、抵抗が変わらない点は悪くない。QSAFは便利である。25mmF4.5 ~40mmF5.6以上ではファインダーが暗くなるので、MFでの使用はオススメしない。DCモータがいい仕事をするので、AFで使う方が良いと思う。
おっさん
このあたりで一服してく?

管理人雑感

AF速度については、一部DA18-135mm並との評価がされていますが、
DCモータでインナーフォーカス(動かすレンズ及び移動距離が小さい;モーターへの負荷が小さい)のDA18-135mmに対して、DA18-50mmは、同じDCモータでもレンズ前群を動かす(DA18-135mmに比べ負荷が大きい)ことから、同じ程には速くないと推測されます。

個人的には使ってみた感じでは、本体モータ(ScrewDriver)駆動のDA18-55mmよりは速いものの、取り立てて速いとは言い難いという感じでした。

あとは軒並みレビュー記事に異論はない感じです。

※ 小さいことに価値を見出さないのであれば、これよりSIGMAの最近のレンズ買ったらいいじゃんっていう話も、コストパフォーマンスを考慮するとむべなるかなという感じです。

日本国内レビュー記事

さらに、個人blogなどのレビュー記事・作例をまとめてみました。

Tips

純正のレンズフードが、いいお値段の割にフィルタと組み合わせづらいため、八仙堂のメタルフードを組み合わせるのが良いんでないという話が上がっています。
こっちの方が、見た目的にもいいんでないでしょうか。

DA18-50mmの光学系

ここだけの話ですが、DA18-55mmWR/IIと同じ光学系じゃないのという話が出ています。
うん。たぶんおんなじですねこの2つ。どうりでDA18-55mmと似たりよったりな光学性能なわけだ、いやー、おっさん一本取られたなぁ。

光学系がそのままとはいえ、口径を抑えて開放から使えるように手を入れたり(というよりは、基準に満たないレンズ外周部は使わないようにしたり、というのがいいのでしょうか)、筐体を沈胴式にすべく改良したり、絞り羽根を改良したりと、細かなアップデートの積み重ねで、トータルで現代に通用するコンパクトなレンズに変えてしまうあたり、PENTAXのお家芸が見事に詰まったレンズともとれます。うん。

なんかPENTAXが、はじめて沈胴式のレンズを搭載したOptioを発表したときのことを思い出して、ジーンとくるものがあるおっさんです。

いやぁ、キットの標準ズームレンズといえども、なかなか侮れませんなぁ。

PENTAX 標準ズームレンズ HD PENTAX-DA18-50mm 4-5.6 DC WR RE 21357
\Amazonのレビューも参考にはなるんじゃない/
リコー (2015-04-17)
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鴨川
最後に自分の好きな鴨川を貼っておこう。