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PENTAXはなぜカメラを作り続けるのか



ふと、PENTAX(リコーイメージング)の人たちは、何を思ってカメラを作り続けてるのか気になったので調べてみたのですが…。



リコーイメージングの公式サイトを探してみたけど、理念はおろか、ビジョンも見当たりませんでした。645Zのキャンペーンサイトなんか見てると、開発に駆ける熱い想いはあると思うのですが、公式にきちんとまとまった形では見当たりませんね…。

なんか、ニッチな市場を狙う云々の話がどこかで上がっていたような気はするのですが、それは単なる戦略だし、

『どこに向かって(ユーザーに何を提供しようとして)カメラを作っているのか』

を示していないのは、どーなんだろー。

HOYA買収のあたりから、公式サイトが質素になったような気がしてますが、そのあたりで、PENTAXとしての理念やビジョンはなくなったのでしょうか。。。

とりあえず他のカメラメーカについても調べてみたよ!

RICOHの場合

  • 顧客に対する使命:
    • 人と情報のかかわりの中で、世の中の役に立つ新しい価値を生み出し、提供しつづける
  • 社会に対する使命:
    • かけがえのない地球を守るとともに、持続可能な社会づくりに責任を果す
内容的に、PENTAX(リコーイメージング)には当てはまらなそう。。。

Nikonの場合

「信頼と創造」という企業理念は、シンプルな言葉ですが、実現することは決して容易ではありません。私たちは、これまで大切にしてきたこの言葉を、変わることのないテーマとして、これからも掲げていきます。
カメラだと、堅実なフルサイズ、APS-Cマウントと、果敢に新しい物を作ろうとしているNikon1マウントって感じで、確かに合ってるような気がする。

Canonの場合

公式サイトから引用。
キヤノンの企業理念は、『共生』です。わたしたちは、この理念のもと、文化、習慣、言語、民族などの違いを問わず、すべての人類が末永く共に生き、共に働き、幸せに暮らしていける社会をめざします。
―中略―
キヤノンは、「世界の繁栄と人類の幸福のために貢献していくこと」をめざし、共生の実現に向けて努力を続けます。
正直壮大過ぎて、この理念が、カメラ製品の開発にどうかかわってくるのか、わからないですが…。

Canonが行っている『ユーザーのニーズを網羅する製品群の開発から、製品購入後の支援(写真系イベントの支援など文化面でのサポート)まで』を合わせて考えると、共生の実現に繋がってるのかなぁ。わからん。

と思ったら、全然別のところに、キヤノンの創業から今に至るまでの歴史的な経緯を丁寧に説明した文書がありました。これは良い資料。納得。

マウント換えるときはキヤノンにしようと思った。

SONYの場合

 ソニー株式会社(創業当時:東京通信工業)の創業者である井深大は、会社の設立目的の第一に「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由豁達にして愉快なる理想工場の建設」を掲げた設立趣意書を起草しました
調べるまでもなかった。。。有名な話ですね、これ。
今のカメラも実にSONYっぽいし。いいね!

富士フィルムの場合

公式サイトから引用。
わたしたちは、先進技術・独自技術の融合、差別化技術の創出により、新たな価値を創造し、お客さまに満足と信頼をいただける最高品質の商品、サービスを提供し続けていきます。 
そして、それによって、従来規定してきた『映像と情報』の範疇を超え、社会の文化・科学・技術・産業の発展、さらに、人々の健康や地球環境の保持にも貢献していきます。
その継続的な企業活動が、「世界中の人々が、物質面だけではなく精神面の豊かさや、充実感、満足感を持ちながら人生を過ごしていける」社会の実現に大きく寄与することを使命ととらえ、新たな企業理念を定めています。
分かり易い。分かり易いんだけど、これ、要するに理念は、

『世界中の人々が、物質面だけではなく精神面の豊かさや、充実感、満足感を持ちながら人生を過ごしていける社会の実現』

じゃなかろうか。(どうでもいい)

とりあえず、Canon同様、カメラ製品の枠を越えて、かなり上位の概念ですね。実際、富士フィルムは、キヤノン以上に文化の発展を意識してる感じはあります。

『先進技術・独自技術の融合、差別化技術の創出により、新たな価値を創造し、』との書き出し部分は、富士フィルムのカメラっぽいなぁと思いました。

Leicaの場合

All products from the three divisions - Photography, Hunting Lenses and Nature Watching - have a shared mission: to deliver better images.
神々しささえ感じさせる、簡潔さ。

何の説明もありません(いりません)。
そのくせ、普遍的な理念としてキッチリ成り立ってる。

洗練され過ぎ。実に恐ろしい。これがライカか。

旧PENTAXの場合

さすがに、PENTAXに何もないのは、あんまりなので、Internet Archeiveから過去のPENTAXのページを引っ張り出してみました。
K-7発売時にこんなこと書いてますね。
1919年、旭光学工業の創立に端を発するPENTAX。
その歴史は、「時代が求めるカメラをつくる」という、情熱の軌跡です。
すべては、写真家のために。あらゆる開発努力を、未来の写真文化のために。
PENTAXの遺伝子は変わることなく、輝き続けます。
心をこめて被写体と向き合う、写真家の視線の先で。手の中で。
時代を超えて生きる、先駆者の遺伝子。
開発陣は、旭光学工業時代から連綿と今に至るまで引き継がれてるので、今もこのDNAも残ってるんじゃないかなぁと思ったり。

とはいえ、今のPENTAXは果たして、この理念・目標に沿ってるのでしょうか。。。
(仮にまだ生きていたとしても、これ、普遍性がある話なのかよく分からなくて、理念としてはちょっと微妙に思えます…。時代がカメラを求めなくなったら、終わりってことだよなぁと…。)

所感

やっぱり、理念やビジョンはきっちり示してほしいなぁ。。。