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デジタルカメラ事業関連の業績

リコーの直近(2016年第2四半期; 2016Q2)の業績が公開されたので、PENTAX含むデジタルカメラ事業関連の業績を眺めてみました。

眺めてみた資料は下記のものになります。

断り書き

先に断っておくと、開示されている情報が少なすぎて、デジタルカメラ事業の状況はよくわかりません。この記事には、結論らしきものはありませんので、その点ご了承下さい。妄想の糧とするのが良いんじゃないでしょうか。

「決算短信/補足資料」 

リコーイメージング(デジタルカメラ事業)の業績は、「その他分野」に分類されているため、上記資料から「その他分野」に関する記載を抜粋しました。

まずは、全体の概略を『決算短信/補足資料  1.当四半期の連結業績等に関する定性的情報 (1)連結経営成績に関する定性的情報 ②事業別の状況 (P.3)』から見てみると
【その他分野】
その他分野の売上高は、前第2四半期連結累計期間に比べ 11.4%減少し 537億円となりました。 衣料事業の売却影響等により売上高が前第2四半期連結累計期間に比べ減少したものの、ファイナンス事業の増益等により、その他分野全体の営業利益は前第2四半期連結累計期間に比べ大幅に増加し 13億円となりました。
いつもはここにデジタルカメラ事業の話が載っているのですが、今期は、衣料事業やファイナンスの話のみとなっており、この記載を見た限りでは、デジタルカメラ事業の採算は不明です。もっとも、「書いてないってことは…」と邪推することは可能ですが…。

続いて『説明資料(補足情報)  事業セグメント別前年同期比(3) (P.11)』を見てみると

前年同期比の業績グラフが載っています。
(売上高は、単位は『億円』。通期の売上になります。)

上記概略をグラフにまとめたものになりますが、とりあえず営業利益率は改善されたのだなぁと見ることができなくもないですが、これについては何も触れられていないので、衣料事業の売却の影響によるものなのか、他の何かが改善したのか何なのか、よくわかりません。

話は変わって、同ページには 【上期の取り組み】として、デジタルカメラ事業に関しては下記の記載があります。
・リコーならではのカメララインアップを強化
 ハイエンドコンパクトカメラ「GR II」
 防水・耐衝撃対応「RICOH WG-40W」
・カメラ事業で全天球画像ソリューションを拡充
 「THETA S」全天球動画処理・画質を強化
 B2Bソリューションを拡大(不動産など)
また、「説明資料(補足情報) 」には、
・売上高は-11.4%と減収ですが、これは前年度の衣料事業売却の影響によるものです。
・カメラ事業では、防水・耐衝撃カメラ「WG-40W」や、「THETA」が独自の新しい画像体験を提案することで好調に伸びています。
・動画がすぐに見られる「THETA S」を今月新発売しました。「THETA」は、単にハードウェアを売るだけでなく、不動産業界などに向けた新しいBtoBのビジネスモデルを展開し始めています。
ということで、THETAは、(ほぼ)オンリーワンの製品ということもあり、独自のシェアを獲得している雰囲気です。やっぱり、リコーってB2Bに強いのでしょうか。それにしても、リコーブランドのカメラの話がメインですね。PENTAXブランドのカメラの話は全くありません。 K-S2、K-3IIェ…。

とはいえ、売上高の減少が、衣料事業売却の影響のみによるものであれば、デジタルカメラ事業は、堅調に前期比±0あたりを推移しているのかもしれません。

説明資料(補足情報)  P.10』に現在までの推移がグラフで示されています。


説明資料(補足情報) P.10
リコーに買収された当初は「その他分野」(デジタルカメラ事業)の営業利益は、マイナスが続いていましたが、+に転じ始めたのかなぁと思わないでもない感じですが、さて。

ちなみに、2015Q4の 営業利益が -30億円と飛び抜けてマイナスですが、この原因は『開発費用(先行投資)の増加』によるものだったように記憶しています。
このタイミングで、フルサイズのための研究開発が集中的に行われたのかなぁと勝手に思っています。

今後の方向性

最後に「説明資料 (P.39)」には、その他分野(デジタルカメラ事業)の今後の方向性について下記の記載があります。
■コンシューマ・公共インフラでの価値提供
・光学・画像処理技術(リコー&ペンタックス)を活用した
  新たな映像体験、価値提供
   ・全天球カメラTHETAの活用場面の拡大
       ・ 不動産など 
とのことで。PENTAXブランドとしての展望は、ぼんやりとしたまま、謎のままです。

素人考えだと、ユーザーが飽和気味に見える世界(一眼レフのマーケット)にどんな展望を描けばいいんだろう、って感じではあるので、発表にあるようにTHETAのような革新的なデバイスが前面に出されるのはもっともなことだと頭では理解できるのですが、いや、それでも『PENTAXブランドはどうなるんだろう(どうするんだろう)』と、そこが気になったりするので、何らかのコメントがほしいところですね。(希望薄)

願わくは、フルサイズの発売によって業績が伸びますように。なむなむ。