読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

LOVE PENTAXYZ

News & Tips about PENTAX products, and daily photos by PENTAX cameras.

CP+2015 インタビュー続報 ~近日公開予定のファームアップの話をしようか

News

IMGP7747.jpg
K-3, K-S1, K-S2がファームアップで悪魔合体!(しません)
IMAGING RESOURCEにて、2015/3/23付で、CP+2015でのインタビュー内容の補足記事が公開されています。

補足記事の抄訳

元記事には、プレゼン資料のキャプチャ画像がありますので、そちらも合わせて御覧ください。
  • 最初に
    •  いささか時期外れだけれども、PENTAXファンにとって大きな意味のある話なので、ここにフォローアップ記事を書くことにした。
       画素ズラシによる超解像技術は、もちろん今年末に予定されているフルサイズ機はもちろん、もしかすると、新しいPENTAXの一眼レフにもその恩恵が得られるかもしれない!他にもAeroBrightコーディングIIに関する小ネタなどを書いたよ。
  • 画素ズラシによる超解像
    • 4枚1組として計8枚のショットを取得し、0.5画素分ずれた2組の画素間を補完することでオリンパスの方式と異なり、4枚のショットを用いる。
    • 1画素ずつずらした撮影結果を用い、センサ上の全画素位置において、補完なしにRGBの各色のデータを取得できる。
    • 撮影中、カメラ及び被写体は止まっている必要がある。
    • どちらかが動くと、シャープネスが損なわれるだけでなく、モアレやRGB合成時の失敗によるアーティファクトが生じる。
    • PENTAX(RICOH)の役員に、『この超解像技術を既存の一眼レフにファームアップで追加できるのか』と尋ねたところ、『確かなことは言えないが、RICOHは我々の顧客を大切に思っている』との回答を得た。
    • この回答ははっきりしたものではないが、筆者としては、RICOHがファームアップでの対応を視野に入れている、ことを示していると考える。
  • AeroBrightコーディングII
    • レンズフレアに関して、ここ数年における、大きなインパクトのある技術の1つ
    • 一般論として、空気とガラスとの界面における屈折率の変化をなだらかにすることができると、界面における反射を劇的に抑えることができる。
    • AeroBrightコーティングIIでは、AeroBrightコーティングI同様にナノ粒子(シリカ)をガラス面の下地膜上にデポジットするが、その際、ナノ粒子間に意図的に空隙を設ける点が異なっている。
      • ※ 元記事のプレゼン資料では、Iでは空隙率が40%で屈折率1.27であるのに対して、IIでは58%、屈折率1.18となっている。
    • このため、ナノ粒子層の屈折率は1.0に近づき、空気とガラスとの界面での変化が緩やかになるため、反射を抑えることができる。
    • 屈折率1.18は信じられないほど低い。(※良い)
    • (伝統的なレンズコーティングは、Aero-Brightコーティングのようなナノコーティング技術とは異なるアプローチをとる。具体的には、多層膜間の干渉を用いて所定の波長範囲における反射光を打ち消すように作られている(すなわち、反射現象自体は生じる)。これらの伝統的なレンズコーティングもノンコーティングよりは良いが、ナノコーティング技術は、反射現象そのものを抑える点で全くの別次元の技術といえる。)(※説明を大幅に追記)
  • 肌質感向上技術
    • 肌の彩度・色相・彩度別に、最適な肌色(のRGB値)を記憶した3次元のテーブル情報を記憶しておき、画像処理(カメラ内のカラーマネージメント)の際に利用する。
    • ※ めっちゃざっくり言うと、肌の色が最適となるように、JPEG生成時の色空間を調整する。
    • 645Zのカスタムイメージ「人物」にすでに導入されている技術。
    • 筆者が思うに、K-S1とK-S2にも導入される。
  • 明瞭強調
    • ※ 一旦、空間周波数ごとに複数の画像に分解して、空間周波数ごとに異なる画像処理(明るさ変化の強調/圧縮、及びエッジ強調)をかけて、再度合成しているっぽい。
    • ※ 空間周波数の高い部分のみにエッジ強調を行うシャープネス処理よりかなり複雑。
    • ※ 元記事末尾にプレゼン資料のキャプチャ画像あり

PENTAXったら、最強ね!

Aero-BrightコーティングII、まさか、デポでシリカ層の空隙率をコントロールしてしまうとはハンパねぇ。デボで実現できるとなると、コスト面でもメリットが大きそうですし、相も変わらず、コーティング技術では、他社の一歩先を行っている雰囲気ですね。

記事中では言及がなかったのですが、Aero-BrightコーティングIIでは、(他社では非公表の、というか普通テスト対象になっていないはずの)斜入射光の反射率まで大幅に抑えているので、

PENTAXったら、最強ね!
(ただしコーティング技術に限る)

と言わざるを得ません。

明瞭強調や肌質感向上の話は勉強になりますね(小並感)

では、ファームアップの話をしようか

上記記事、及び4/17に新製品(DFA150-450mm, 小型ストロボAF201FG)が発売開始されることを考えると、
  • DFA150-450mm, (DFA★70-200mm) への対応 (※1)
  • SR流し撮りモードの追加 (※2)
  • AF201FGへの対応
  • K-S2, K-S1のカスタムイメージ「人物」の改良 (肌質感向上技術の搭載)
  • K-3, K-S2, (K-S1?)に画素ズラシ超解像モードの追加
  • 全般的な動作安定性が向上
でしょうか。


※2 CP+2015での飛行機写真家 洲崎氏の話参照。参考: 『HD リアコンバータ はフルサイズを想定済み!?(ではないと思う) 

自分で書いておきながら、流し撮りモードと超解像は、ないかなぁという気がしないでもない。

4/16追記