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LOVE PENTAXYZ

News & Tips about PENTAX products, and daily photos by PENTAX cameras.

中西敏貴 写真展 『ORDINARY in 大阪』 でPENTAXについて雑談してきた(Why?)


f:id:d_ymkw:20160527211613j:plain ※ 中西敏貴氏に許可を頂いたうえで撮影しています *1

この記事の目次

写真展『ORDINARY』に行ってきた

2016年初めにリコーイメージングスクエア新宿(ペンタックスフォーラム)で開かれた写真展『ORDINARY』が日本各地をめぐって、遂に大阪にやってきましたので、早速行ってきました。

※ 中西敏貴氏は、PENTAX K-1や各種レンズの作例、またフォトヨドバシで各種機材の作例を撮影されている風景写真家です。

会場へのアクセス方法

展示会場は楠葉市の『くずはモール』 3Fにある『くずはギャラリー』。ちょっと大阪市内からは離れており、どちらかと言えば京都に近い場所です。*2

アクセス方法は、『くずはモール アクセス』でググると、一発で乗換案内が表示されるのでお手軽です。電車の場合"京阪線"を使って樟葉駅まで、所要時間は"大阪市内から約30分"です。樟葉駅と『くずはモール』は直結しているので、駅に着いたら即会場という感じです。

感想

ORDINARYの写真集(B5サイズ)を見た時も感動したのですが、大きく印刷されたプリントを見ると、改めて感動するものがありました。ダイレクトに美瑛の鮮やかな色彩が目に入ってくるというのか、ただ、ただ綺麗でした。(語彙力ねぇな…)

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プリント用紙は2種類あり、1つは和紙のインクジェットプリンタ用紙でした。

和紙でのプリントは、マットでありながら鮮やかな色のインクの色乗りに、用紙自体の凹凸が相まって、『いい味出るなぁ』と感心したり。自分でも使ってみたくなりますね、和紙。

(5/28追記) トークライブ

土曜日のトーク、大好評だった模様です。

PENTAXに関する謎の雑談タイム

遠足前の幼稚園児さながら、前日の夜にはORDINARYを読み直し、『中西氏に質問するんやー!』と意気込んで氏の作品に対して色々質問を考えていたのですが、いざ中西氏を前にすると緊張のあまりか

中西氏と熱くPENTAXの話をしていました。

本blog愛読者の方には、たびたびの乱用をご勘弁願いたいのですが、ポルナレフの言を借りるなら、まさに以下の気分。

ORDINARY に行く前に 言っておくッ!

おれは今日 中西氏との会話を ほんのちょっぴりだが 体験した 

い…いや… 体験したというよりは まったく理解を 超えていたのだが…… 

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「おれは 中西氏の前で作品について質問をしようと

 思ったら いつのまにかPENTAX談義をしていた」 

な… 何を言っているのか わからねーと思うが 

おれも 何が起きたのか わからなかった…

と、そんなわけで、中西氏とはしばしPENTAXの話で楽しませてもらったのですが、せっかくなので本blogをご愛読頂いている読者の方向けにその内容を公開したいなと思いキーを叩く次第です。

K-1含むカメラボディに関する雑談

PENTAXはいいぞ

会話の糸口がなんだったのか、今となってはわからないのですが、とりあえず、中西氏がPENTAXのカメラを使い込んでいて、手に馴染んでいるんだなぁと思わされることが多かったです。

PENTAX K-1は『他社のプロ向けのフラグシップ機を除けば、(風景写真用途では画質・操作性・機能面で)トップクラスの出来と言っていいですよ』というジャブから始まり、

他社カメラとの具体的な比較話もありつつ、PENTAXのカメラに関する細かすぎて他人に伝わらない良い点、例えば、

  • 暗闇の中でも素早くミス無く操作できるボタン配置/レイアウトや、
  • 撮影意図を瞬時に反映できるハイパープログラムの便利さ、
  • 長時間露光時に自動的にSRがOFFになるとか、
  • 電源を一度OFFにしてONにしたとき変わってほしくない設定項目がちゃんと維持される点

などについて話をしました。

PENTAXのカメラは、スペックに表れないけれど、実際に使い込んでみるとわかってくる、細かなところまで配慮が行き届いているのが良いですよね、みたいな。

PENTAXはいいぞ

その他、こまごまとした話。

  • PENTAXの"青"と"緑"の発色が良い。
    • 風景撮影にすごく向いている。
  • 防滴防塵が徹底していて安心感が有る。
    • ボディ内に水滴が入らないようにシーリングされているだけでなく、仮に内部に水滴が入っても壊れないようにボディ内にも徹底的にシーリングが施されている。
  • PENTAX K-1はイイ
    • もちろん巷でよく言われているようにAF性能はもっと良くなってほしいとか、他社に比べていまいちって点もある。
    • が、大手メーカであっても何もかも完璧なカメラというのはない。
    • メリット・デメリットのバランスを考えるととても良い。
    • ただし、プロ向けのフラグシップ機は除く。

なお、PENTAX K-1に関しては、

2~3年間はファームアップで他社のカメラに見劣りしないように機能追加を続ける予定で、
 初値で買って頂いたユーザの方が嫌な思いをしないよう出来る限り値下がりしないように努力されているようです」

とのこと。

PENTAXユーザは変わっているぞ

話の流れで、(PENTAXのカメラは発売直後からガンガン値下がりする傾向があるのは分かっているのだけれど)

「PENTAXを支えるために、発売されたら初値で購入ッ!『俺がPENTAXを支えなければ潰れてしまう!』*3って心意気でボディ買ってます。」

という話をしたら、

「PENTAXユーザの方には、どういうわけかそういう(謎の心意気を持った) 方がいますよね。他のメーカーではあまり見ないのですけど」

との前置きをされつつ

中西氏「(PENTAX K-1 体感&トークライブ 大阪の) 会場にPENTAX のロゴが入ったブロアーがあったんですよ。」

「なにそれ、ほしい!」

中西氏「欲しいですよね! PENTAX ユーザの方って、こういうアイテム欲しがられますよね!」

「わかる!」

中西氏「他メーカのユーザさんだと、そこまで熱烈な方は見ないです」

「そうなんですか!?」

中西氏「(仮にロゴ入りグッズが目の前にあっても) ふーん。って感じですね」

「ロゴが入ってたら何でもほしいです」

みたいな会話をした気がする。(うろ覚え)

『どうしてPENTAXには(他のメーカでは見かけない)こういった熱烈なユーザの方が現れるのか、不思議ですよね』という話もしつつ、二人して明確な答えは持ち合わせておらず、結局謎は謎のままに残りましたが、

さりげに『中西氏もブロアー欲しかったんだ!?』っていう衝撃。

中西氏、本物のPENTAXIANやで!

そうそう、いつぞやの件については、『ユーザとしては盛り上がりますよね!』という話で盛り上がりました。

真実はいつも闇の中!

DFA, DAレンズに関する雑談

なんでか分からないもののレンズ談義もしてしまいました。おかしいな、作品の話をしようとしていたのに。ほんと何故なんだぜ…。

DFA★70-200mmF2.8

開放(F2.8)からキレッキレッで本当に良いレンズ。名玉と言っても過言じゃないとのお話。重量はあるけれど、77mmフィルタ径でサイズはこのクラスでは並、にも関わらず描写は抜群に良いので、良いですよ!とのこと。中西氏、お気に入りのレンズっぽかったです。

評判通り、やっぱりいいようです。

私事ながら

「DFA★70-200mmが最初に予約開始したときに、速攻前金で振り込んだのだけど、延期に伴い途中で返金されたのですよー」

との話をしたら、

「PENTAXらしいというか、律儀ですよね」

とのことで、『他にも、PENTAXに律儀さを感じる場面があるのだろうなぁ』と思いました。閑話休題。

(・x・ ).o0(猛プッシュな感じだったので、返金された足でTamron A001を買ってしまった。なんて言えなかったッ)

DFA15-30mmF2.8

性能は文句なしなのですが、出目金でフィルタが付かないんですよね。という話。

ちなみに、

「15-30mmF2.8専用のフィルタ枠が・・・」

と言いかけたら

「ニシのですよね」

と、間髪入れずに回答を返されたので、やっぱりプロはしっかり市場チェックしてるんだなぁと感動してしまいました。

(・x・ ).o0(やっぱり風景撮影でフィルタワークできないのはアレゲだよなぁとこっそり同意した。)

※ 15-30mmF2.8のフィルタについては書きたいことが溜まっているので、後日別記事に上げたいと思います。

DFA28-105mm, DA16-85mm

絞るとキレッキレで良いですよ!との話。

DA16-85mmといい、PENTAXって、この手の"一見ふつうのスペックの"レンズが良い出来だったりするんですよね。逆に、肩の力が入ったレンズはたまに…、みたいな話もあったり。その話についてはココに書けませんけどね、流石に。

(・x・ ).o0(プロでも同じこと思っているんだなぁと何か安心した。)

DA12-24mm

自分的に意外だったのが、DA12-24mmがお気に入りっぽい感じだったこと。

色収差があるものの現像時に消せるので問題にならないし、何より解像力が良いという話。

使い勝手もよく、とにかくよく写るとのことでした。

(・x・ ).o0(そういえば、中西氏、blogにDA12-24mmでの撮影写真をちょくちょく上げられていましたね。あれ、スポンサードじゃなくて、純粋に気に入って使われてたんだなぁと。)

作品に関するお話

PENTAXに関する話は以上のような感じで、話は変わって、まじめに今回の写真展ORDINARYについて。

中西氏の狙い

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写真集ORDINARYに寄せられた石川編集長のあとがきを読むと、『美瑛をテーマとした写真家の方というのは、中西氏以外にも数多くいる』といった雰囲気の話が載せられており、そういった先達の作品と中西氏の作品との違いはどこなのだろう(何に着目して中西氏が作品を撮られているのだろう)ぁと、気になって聞いてみました。

以下、うろ覚えになるので間違いがあったらゴメンナサイ。雰囲気で読んで頂けると幸いです。

  • 美瑛をテーマとした写真家の方としては、美瑛を代表する写真家 (故)前田真三氏や、中西氏の師である高橋真澄氏が上げられる。
  • 先達の場合、『美瑛特有の景色を、いかに作品として美しく魅せるか』という点に着目されている。
  • 中西氏は、美瑛における『日常の生活の中で感動した、何気ない景色』を切り取ることに着目している。
  • 例えば、足下に落ちた葉っぱなど、美瑛においてありふれた景色、場合によっては美瑛でなくても撮れるような景色ではあるのだけれど、そこに美瑛にしかない光が含まれているんじゃないか。そういった景色を上手く掬いあげたいと。

より詳しい写真展の解説

会場になっている『くずはアートギャラリー』さんの公式blogにて、ORDINARY写真展に関する解説がなされています。

これから行かれる方は事前にチェックしておくと、会場で2倍楽しめること間違いなしの充実した内容ですので、ぜひご一読を。

さいごに

写真集の話

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以前購入した「ORDINARY」と、会場で購入した「美瑛」にサインを頂きました。ミーハーな自分としては、これ以上ない喜び!

なお、手持ちの写真集を持参すれば、もれなくサインを書いて頂けるとのことでした。

「ORDINARY」と「美瑛」は会場で買えるのですが、残り2冊の中西氏の写真集は置かれていないため、コンプリートしたい場合はあらかじめ買って行く必要があります。

ORDINARY (風景写真BOOKS Artist Selection)

ORDINARY (風景写真BOOKS Artist Selection)

美瑛 光の旅

美瑛 光の旅

光の彩 (青菁社フォトグラフィックシリーズ)

光の彩 (青菁社フォトグラフィックシリーズ)

power of light (JPCOシリーズ8)

power of light (JPCOシリーズ8)

  • 作者: 中西敏貴,特定非営利活動法人日本の写真文化を海外へプロジェクト国定勝利,桜花出版,横田みずほ野中沙織
  • 出版社/メーカー: 桜花出版
  • 発売日: 2014/04/20
  • メディア: 大型本
  • この商品を含むブログを見る

そういえば。「PENTAX K-1 完全ガイド」に中西氏の記事も当然載っているわけで、持って行ったらこれにもサインを頂けたのだろうか…(チラッ

リコーイメージング PENTAX K-1 完全ガイド (インプレスムック DCM MOOK)

リコーイメージング PENTAX K-1 完全ガイド (インプレスムック DCM MOOK)

  • 作者: 吉村和敏,大山顕,洲?秀憲,中西敏貴,横木安良夫,大和田良,小林哲朗,茂手木秀行,HARUKI,萩原史郎,佐々木啓太,桃井一至,岡嶋和幸,伊達淳一
  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2016/04/28
  • メディア: ムック
  • この商品を含むブログ (2件) を見る

ちなみに写真集は、特に急ぎで必要ではなければ公式サイトの通販から購入されるのをオススメします。Amazonなどを仲介する場合よりも写真家の方に入る利益が大きいので、応援の意味では直接購入が良いかなと。

中西氏主催の撮影ツアーの話

中西氏に美瑛を案内して頂ける撮影ツアーがあるのですが、このツアー、旭川空港まで行けば迎えに来て頂けるとのことでした。

nipek.net

詳細は上記ページをご確認いただきたいのですが、

参加者数が基本的に3人までなのは、中西氏の車が4人乗りのためとのこと(中西氏が運転のため同時に乗車できるのは残り3人)。それ以上は別途車をチャーターする必要が出てくるので応相談とのこと。

案内場所は、基本的に車を降りてすぐ撮影OKな場所を回られるとのことでした。

シーズンとしては、北海道はまずは冬がオススメとも。

なお最近は、常連の方がまとめて抑えられることもあるので、早めのご予約がオススメとのことです。

さいごのさいご

中西氏の掛け値無しに素敵な作品と、気さくな人柄もあり、短い時間でしたがとても充実した時間を過ごせました。

ORDINARY、最高か。

この一言に尽きますね。

近畿圏の方も、そうでない方もぜひ足をお運び下さい。

ちょっと遠かったけど、行った甲斐は十分あり、満たされた気持ちで帰路につくことができました。(終)

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*1:看板に思いっきり天井のスポットライトが写り込んでいてなんか申し訳ない感パないのですが、写り込まないよう改めて撮り直したアングルのものより、この写真の方がその場の雰囲気が出ていてよかったので。中西氏に許可を頂き撮らせて頂いたにも関わらず、扉写真にこのクオリティは正直申し訳ない限り。でも載せる。

*2:「なんで樟葉?」と思っていたのですが、樟葉は中西氏が北海道移住前に住まれていた街とのこと。

*3:いや、別に自分が支えてるわけでも何でもないのですが。皆まで言うな、分かってる。