読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

LOVE PENTAXYZ

News & Tips about PENTAX products, and daily photos by PENTAX cameras.

PENTAX Qシリーズのフェードアウトに寄せて ~ PENTAX Qシリーズを使うために知っておくべき3つのこと


f:id:d_ymkw:20160524151215j:plain

( ブライトシルバー×バーガンディのQ-S1 )*1

目次

■プロローグ

旧聞になりますが、2016/5/12時点で、八百富カメラでのPENTAX Q-S1の扱いが『生産完了"品"』になったとのことです。

一般消費者からすると、メーカの『生産完了』(いわゆるディスコン)と、販売店での『生産完了品』との違いや関係はよくわかりませんが、昨年末からの価格の下落ぶりや、現状の『ボディを買うとレンズがおまけで付いてくる』状態を見るに、『フェードアウト待ったなし』という感じでしょうか。

誰ですか、K-01の最期を彷彿させられるとか言ってるPENTAXIANは。

f:id:d_ymkw:20160524143739p:plain:w300

(Q-S1レンズキットの価格推移グラフ。横幅は約2年。右端部分が現在の価格です。価格.comから借用。以下同)

後継機の発表なしにQ-S1がフェードアウトとなると、『もしかしてQシリーズ自体終了かな』と思いまして。

もしそうであれば、Qシリーズ用のレンズも合わせて値崩れしているのでは、と思い調べてみました。

Qシリーズ用レンズの価格推移

価格変動が分かりやすい"高性能レンズシリーズ"のみグラフを掲載しています。*2

01 STANDARD PRIME (標準単焦点)

PENTAX 標準単焦点レンズ 01 STANDARD PRIME シルバー Qマウント 22067

PENTAX 標準単焦点レンズ 01 STANDARD PRIME シルバー Qマウント 22067

f:id:d_ymkw:20160524144223p:plain:w300

02 STANDARD ZOOM (標準ズーム)

PENTAX 標準ズームレンズ 02 STANDARDZOOM Qマウント 22077

PENTAX 標準ズームレンズ 02 STANDARDZOOM Qマウント 22077

f:id:d_ymkw:20160524144125p:plain:w300

06 TELEPHOTO ZOOM (望遠ズーム)

PENTAX 望遠ズームレンズ 06 TELEPHOTO ZOOM Qマウント 22157

PENTAX 望遠ズームレンズ 06 TELEPHOTO ZOOM Qマウント 22157

f:id:d_ymkw:20160524144036p:plain:w300

描写性能の良さと、価格の下落っぷりをみるにつけ、今、最も買いなレンズかも。

08 WIDE ZOOM (広角ズーム)

PENTAX 広角ズームレンズ 08 WIDEZOOM Qマウント 22827

PENTAX 広角ズームレンズ 08 WIDEZOOM Qマウント 22827

f:id:d_ymkw:20160524144000p:plain:w300

PENTAXに数少ない超広角ズームレンズにして、Qシリーズ屈指の描写性能の良さを誇るレンズ。当初に比べ、だいぶお求めやすくなってますね。

小まとめ

Q-S1と同様に、Qシリーズ用のレンズも、2015年10月あたりを境に価格が下落しているように見えます。そろそろ底値でしょうか。

f:id:d_ymkw:20160524170749j:plain

今までの流れ

これまでのPENTAX Q-S1の流れを振り返ってみると、以下の様になっております。

  • 2011/6/23 PENTAX Q発売
  • 2012/10/26 PENTAX Q10発売
  • 2013/7/5 PENTAX Q7発売
  • 2014/8/28 Q-S1発売
  • 2015/9/30 Q-S1のオーダーカラー受付終了
  • 2015年10月 あたりを境に、Q-S1&レンズの値段が下落
  •  … … 緩やかに下落し続ける … …
  • 2016年5月 八百富カメラで生産完了品扱いに

Q-S1オーダーカラー受付終了が、Qシリーズフェードアウト開始の合図だったのでしょうか。

ところで、マンガ『最終兵器彼女』のクライマックスに登場する一節の改変ネタで、『実を言うと○○はもうだめなんです』というネタがあります。

最終兵器彼女(1) (ビッグコミックス)

最終兵器彼女(1) (ビッグコミックス)

オリジナルが名文("最終兵器彼女"という作品自体も良いです。)なだけに、元ネタを知らずに読むと心をエグられること確実なわけで、むやみやたらに使うものではないと思うのですが、敢えて言おう、去年のPENTAX Qシリーズにまさに相応しい餞の言葉ではないかと。

実を言うとQはもうだめです。

突然こんなこと言ってごめんね。

でも本当です。

2、3日後にオーダーカラー受付終了があります。

それが終わりの合図です。

程なく大きめの価格下落が来るので 気をつけて。

それがやんだら、少しだけ間をおいて 終わりがきます。

昨年の9月中頃にこれを書いてたら、伝説になったに違いない。

f:id:d_ymkw:20160524170559j:plain

それはさておき、流れの早いデジカメ業界において2年、(初代Qから数えると5年!)もの間、こんな小さな体でPENTAXの看板を背負っていたのだなぁと思うと、もはや『ありがとう』の言葉しか出てきませんね。

もっとも私は、Qを手元に残して、Q-S1は購入半年で友人にあげちゃいましたけどね!(雰囲気台無し)

■インターバル

気を取り直して、この記事はQ-S1への哀悼の意を表し、Q-S1での撮影写真のみを掲載しております。

『Q-S1でもこんな写真撮れるのかー!』とか『Q-S1いいじゃん』って思って頂けると本望です。

この記事を作るにあたり今までにQ-S1で撮影した写真を振り返ってみると、『コイツでいろんな思い出を切り取ったなぁ』と、しみじみ

…と思いきや、総撮影枚数(没カット除く)は500枚足らずでした。

f:id:d_ymkw:20160524171703j:plain

(なお、この写真はQ-S1で撮影しておりますが、この写真に写っている写真は、Q-S1で撮影した写真ではありません。)

どーりで、あんまり使った記憶がないわけだ…。

Q-S1。初代Qで改善できるところは、余さず改善されたとも言ってもいい出来栄えで、機能的にはQシリーズの完成形と言ってもいいくらいだと思います。

金属ボディではなくなったことを除けば、満点の出来かなと。

初代Qの完成度が高すぎたのです。

え、何ディスってんだって!?

いや、初代Qは既に2万ショット近く使って今だ現役で使っておりますし、Qシリーズは好きですよ。いや、ほんとマジデ。ホントだって!信じてプリーズ。

PENTAX Qシリーズを使うために知っておくべき3つのこと

底値とも言える今、抜群のコストパフォーマンスを誇る PENTAX Q-S1を手にする人も、いるんじゃないかなぁとぼんやり私は思うのです。

いるといいなぁ。

というわけで、これからPENTAX Qシリーズを手にされる方に向けて、Tipsをまとめてみようかなと、おっさんは思うわけです。老害か。

PENTAX Qでの遊び方については、一般的な話マニアックなレンズ遊びの話まで、以下のサイトにまとめているので、そっちを見てね!と言いつつ、このサイトは記事の量が膨大ですし、初代Qが出た頃に作ったサイトなので、『今更これを読めっていうのは…なぁ』ということで、

q-fan.clockahead.com

5年間、PENTAX Qを使い込んだ今だからこそ言える、『PENTAX Qシリーズを使うために知っておくべき3つのこと』をまとめてみました。

1.予備バッテリーを買うべし

f:id:d_ymkw:20160524172649j:plain:h500

PENTAX Qシリーズの弱点の1つ。バッテリーが持ちません。おおむね200枚くらいでジ・エンド。

コンパクトデジタルカメラとして撮影可能枚数が多いのか少ないのかは、微妙なラインですが、『一日旅行で使い続けられるかと言うと、際どい』、『うっかり充電を忘れた次の日には全然撮れない』なんてレベルなので、ここはしっかり弱点を補強して使いたいところ。

純正品は、"D-LI68"という型番で売られています。タダシ、純正品チョットタカイ。

だがしかしっ、このバッテリー、PETNAXに限らず各メーカの多種多様なデジタルカメラで使われており(例えば、Fujifilmでは同じ規格・同じ形状のものがNP-50の名で売られています)、その分アフターマーケットが盛んで、互換品が多く出回っています。

互換品の場合、1個あたり数百円と安いので、最低1個買っておくことをオススメします。

予備バッテリーとして持ち歩く他、ふだんなら、1個は常に充電器にセットしておくことで、いつでも満充電のバッテリーを持って出かけられるのでオススメです。

ちなみに、このバッテリー、ガムみたいな薄型の形状で小さく軽いので、予備を常に持ち歩いても苦になりません。

数百円で電池残量に悩まされるストレスから開放され、好きなだけQを振り回せるようになります。

2.液晶ディスプレイは輝度を上げるべし

f:id:d_ymkw:20160524172705j:plain

PENTAX Qシリーズの弱点の1つ。液晶が、晴天下で見づらいです。*3

直射日光を遮るための"液晶シェード“をつけるというテクニックもあるのですが、

ここは、「MENU」を開いて、「LCD設定」で「液晶の明るさ」をMAXに上げておきましょう。

この設定を有効にすると、大幅に視認性が上がるのと引き換えに、理屈の上では電池の消費量が増えるはずですが、予備バッテリーがあればノープロブレムです。気にする必要はありません。見ないふりしましょう。

これで、外での使い勝手が飛躍的に上がります。

3.03レンズは"uonome"を併用すべし

f:id:d_ymkw:20160524172642j:plain

PENTAX Qシリーズで買う価値のあるレンズ、なんてものがあるとしたらこのレンズは間違いなくエントリーされるでしょう。

出番が多くないゆえに通常の一眼用レンズとしては買うのを躊躇ってしまう魚眼レンズ。

それが、Qシリーズなら1万円でお釣りが来るのです。しかも性能は必要十分。ピントはMF(マニュアルフォーカス)と言えど、一番回し切ったところから1つ目盛を戻した位置に合わせればパンフォーカスでいつでもシャッターOK!さぁ、何をためらうことがあろうか!今こそ買うのです!買っちゃいなよ、ユー!

PENTAX 魚眼単焦点レンズ 03 FISH-EYE Qマウント 22087

PENTAX 魚眼単焦点レンズ 03 FISH-EYE Qマウント 22087

って販促してる場合じゃなかった。本題に戻って、

この03レンズ、魚眼レンズとして遊べるだけにとどまらず、からあげ氏*4が作成されたフリーソフト “uonome (魚の目)"を使うことで、超広角レンズとして使うことが可能になります。詳しくは下記記事にまとめておりますのでぜひご一読を。

blog.lovepenta.xyz

無料で手に入るソフトですし、03レンズユーザはとりあえず入れておきましょう。Lightroomユーザは外部ツールに登録しておくとさらにGOODです。あると便利な一品です。

■エピローグ

PENTAX Qシリーズの終焉の足音が聞こえてくる気がしてくる今、空耳と思いたいという心とは裏腹に

溢れ出る葱の魅力を皆様にお伝えできればと、

f:id:d_ymkw:20160524190429j:plain

僭越ながら、京都は四条河原町にある"葱や平吉"の紹介をさせていただく次第です。

http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26002547/tabelog.com

阪急の四条河原町駅から、高瀬川を少し南に下ったところにある、粋な日本家屋で、コダワリの葱を主体とした料理が頂けます。

四条河原町のメインストリートから少し外れた位置にあるおかげで世俗の喧騒からは離れ、高瀬川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとした時間の中で美味しい日本料理を頂けます。特にランチはリーズナブルで、どの定食も美味しいです。って、よく考えたら昼しか行ったことないですね…。ま、それはさておき、接客含め店の雰囲気が良いのでオススメ度高いです。

んー、で、なんだっけ。Q-S1?あー、Q-S1。あいつはいいやつだったよ。

Qシリーズが終わると言っても、初代のPENTAX Qは変わらず使えているので特に思うこともないというか、『メーカーサポートは後々まで続けてもらえると嬉しいなぁ』というくらいの感慨ではあります。

f:id:d_ymkw:20160524192946j:plain

Qシリーズを持っていて眠らせている方、これからQシリーズを買った方へ、自分なりにQの良さを言葉にするなら、

Qシリーズは、「あれができない」「これができない」って言うものじゃなくて、

できることを楽しむカメラ』じゃないかなと思います。

撮って出しのJPEGがとても良い発色なこと、前面のダイヤルを使ってデジタルフィルターを活用するのが楽しいこと、など基本的な使い方で楽しめることはもちろん、

一眼レフ譲りと言ってもいいくらい"マニュアルコントロール機能"が充実しているので、工夫すると凝った撮影ができてしまうポテンシャルの高さも備えています。

今となっては高性能化したスマホのカメラに見劣りするような写真になることがないとは言えないくらいの基本性能ではありますが、いつでも交換レンズごとポケットに放り込める気楽さと、ポテンシャルの高さを上手く活用して

自分の手で、写真を撮る楽しさをポケットに

入れてもらえたら、毎日が少し楽しくなるかもしれませんね。

それでは良い写真ライフを。

※余談: レンズの径が小さいため、表現の幅を広げてくれるフィルタ類が安く手に入るのもQシリーズの良さかなと。特に、ND可変フィルタとか。

続報 (2017/4/22)

blog.lovepenta.xyz

*1:にしても、後ろに初代Qを配置した過去の自分を殴りたい。絞り開き過ぎてダイヤルがボケてるやんとか、他にも過去の自分に言いたい小言が山のように湧いてくる…。

*2:元々安価な03レンズ、TOYシリーズのレンズについては、価格の変動幅がわかりづらいため除外しています。なお、これらのレンズも、管理人の主観ではPRIMEレンズと同様に2015年10月を境に価格が下落したと見ています。

*3:Q-S1ではARコートが施され今までの機種より視認性が上がっているものの、その改善具合はほんとに気持ち程度です。ぶっちゃけQ-S1でも、晴天下では見づらい/見えないです。

*4:電波系男子を自称されている才色兼備?の組み込み系プログラマ