Petapixelに、CP+2015で公開されていた645Zの断面写真(カットモデル;cutaway)が紹介されています。
写真の撮影者はMorioさんで、CCライセンスでWikipediaに投稿されています。
断面図を見ているだけでも色々と思うところはありますが、話は変わって
富士フィルム中判カメラ投入の噂
digicameinfoに、富士フィルムが中判カメラの開発に本腰を入れ始めたとの噂が上がっています。
個人的には、APS-Cに特化して展開するのは(上に他社フルサイズが存在する以上)、大きく収益を上げるのが難しいんじゃないかなぁと思っていたので、中判開発というのは、さもありなんと思いました。
Xシリーズでの知見を活かすなら、ミラーレス・EVFでしょうか。
というわけで、645Zからミラーレス中判を妄想する
645Zのカットモデルから不要なパーツを考えてみると
- OVF周り、特にペンタダハプリズム
- EVFにするなら不要
- ミラー
- ミラーレスなら不要
- AFユニット
- Xシリーズ同様に像面位相差AFを使うなら不要
- ハーネス
- コントローラ周りの基盤とセンサは直結で良い気がする。
- ただ、センサの放熱対策でわざと空間を作っている可能性があるので、実際に詰めれるかは謎
1と 2 は問題なく実現できるとして 3 は中判で位相差AFのできるセンサあったっけ…、という問題が…。4は正直よくわからないですね。ま、とりあえずセンサの問題は解決できるとして、645Zから1~4を削除して、フランジバックを詰めてみると、こんな感じ
とりあえずフルサイズ並のサイズにはできそうです。まぁ、フランジバックがこんなに短かくて、まともなレンズを作れるのか、という問題はあるのですが…。コントローラ周りの電装部品の集積度が上がれば、さらにもうちょい薄く、なる、、、かなぁ…。
Fujifilmが中判を発売までもっていくとすれば、課題としてはやっぱり中判センサの開発かなぁと。
- 位相差AFの搭載
- X-Trans配列への変更(これは色フィルタの配置だけなのでおそらくは実現容易)
- 排熱対策
あたりが解決できれば、現実味を帯びてきそうですが、さて。
雑感
ミラーレス中判とか出てきたら、めっちゃ面白いじゃん!と思う反面、個人的には『それほど小さくならないんだなぁ』と思ってしまいました。
最初頭のなかで妄想した時は『VoigtländerのPerkeo (ポケットに入る中判カメラ)復活なるか!』とか思ったんだけど、そこまで小さくはならなさそうです。
あ。EVFと位相差AFを捨てて、背面液晶・コントラストAFのみにすればもうちょい小さくでき得るのか…。