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LOVE PENTAXYZ

News & Tips about PENTAX products, and daily photos by PENTAX cameras.

APS-CでFAJ18-35F4-5.6レビュー;思った以上に良いではないか


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K-S1(APS-C)でSMC Pentax-FA J 18-35mm F4-5.6を使ってみたレビュー。

巷での評価は散々だが、真実はいかに。

まとめ

フルサイズでのレビューとの差異点を太文字で強調している。

○ よいところ

  • 広角~標準 画角をカバーしており使い勝手が良い
    • APS-Cでは換算28mm~50mmとなりよく使う焦点距離をカバーするのでスナップに最適
  • とにかく軽い・小さい
  • 逆光耐性がけっこう良い
    • ただしフード要
  • 色ノリが良い感じ
    • FAレンズよりはDAレンズっぽいコントラスト・彩度の高さ
  • 色収差、歪曲、周辺減光は特に気にならない
    • APS-Cであることのメリットを感じる。
  • 開放から描写が安定している雰囲気
  • ボケ味はわるくない
    • 感覚的には、近距離においてDA35F2.4と同程度
    • やや硬さの感じられるボケ味ではあるが、露骨な二線ボケなどは生じにくい雰囲気
  • ピントリングの回転角は大きめ
    • MFでピントを合わせ易い。

△ いまいちなところ

  • 鏡筒の作りがおそろしく安っぽい
    • PENTAX史上最も簡素なのでは…
  • AFは怪しい (pending)
    • 要調整?
  • 解像力は不足気味
    • 実用に困るほどひどくはないが。
    • ドットバイドットでは解像していない(はず)。APS-C 2000万画素は流石に荷が重いと見える
  • ピントリングの感触が軽い
    • スカスカという程でもないがトルク感は0
  • ピントリングの位置がレンズ最前面スレスレで、幅もない
    • ピントリングをつかむとき指が前玉の枠に当たるので、ちょい掴みづらさを感じる
  • フードが高い
    • レンズと同時に入手するべき

※ 使いこなすためのTips

  • (フードがない場合)画角外からの斜入射光が入るとフレア・ゴーストが派手に出る
    • 画面内に光源を配置する分にはさほど問題にはならない
    • 光線の状況が読めない場合、フードをつけたほうがいい
  • 色収差は、Lightroomのフリンジ除去で消去可能
  • 光芒は6芒星
    • クロスフィルターいらず
    • 必ずしも綺麗には出ない(若干、毛羽立つ感じになるときがある)
  • 現像(後処理)でかなり現代的な映りにもっていくことが可能
    • かなりニュートラルな描写なので弄りやすい
    • エッジ部のコントラスト・シャープネスを強くするだけでも、現代的な描写ぽくなる

作例

フードはなし。適宜現像。

f:id:d_ymkw:20160116130219j:plain 画面内に太陽を入れてもこんな感じ。

f:id:d_ymkw:20160116132607j:plain ただし、画角外(この場合画面左上、太陽の一部が画角外の位置)からの斜入射光があると、ゴースト・フレアが発生する。

f:id:d_ymkw:20160116132812j:plain 遠景もいい感じに解像する雰囲気。うまくハマれば、光芒は綺麗な六芒星に。

f:id:d_ymkw:20160116143125j:plain 近距離では、悪目立ちすることなくわりと素直に背景がボケる。

f:id:d_ymkw:20160116143240j:plain ちょっと背景のボケがうるさい例。

f:id:d_ymkw:20160116143306j:plain 前ボケもいたって素直な感じ。

f:id:d_ymkw:20160116143349j:plain 光源周りにパープルフリンジが出るでもなく、すっきりした描写。

f:id:d_ymkw:20160116143542j:plain 夜景もOK。

f:id:d_ymkw:20160116143637j:plain 現像で大幅に増感した例。撮影時には見えなかったが、街灯の影響で生じたゴーストが浮き上がった。星の色はほとんど拾えない雰囲気。星のようにシビアな撮影条件では、APS-Cでも周辺が流れるのを確認できる。

f:id:d_ymkw:20160116143935j:plain 近距離では水滴の質感もうまく捉えられている雰囲気。

f:id:d_ymkw:20160116144413j:plain DA★やLimitedほどの繊細さはないけれど、髪の毛一本一本までソツなく解像する感じ。

雑感

フルサイズで使ってさえ全方位的にソツなく描写できるレンズであるだけに、APS-Cではさらにそのイメージサークルの中心部のみを切り出すので、輪をかけてソツない描写になった。とはいえ、とりたてて凄いレンズでもなく、極めてニュートラルな感じに変わりはない。

わりと褒めたけど、絶対的な評価としてはDAL18-50mmREに比べて全体的に少し劣るくらいだと思われる。やはり、このレンズの良い所はフルサイズで使い物になる点かなと。APS-C用に買うのはオススメしない。

参考:フルサイズでのレビュー

sonymemo.hateblo.jp