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新・K-S1レビュー記事: K-S1 my review


購入から1ヶ月、途中1週間ほどの旅行でも利用し、1000枚強撮影しました。だいぶ扱いにも慣れてきたので、これまで気づいた点なども踏まえ再レビューします。kakaku.comにアップした簡易レビューの詳細版になります。
K-S1 with various lens

なお、PENTAX上位機種ユーザの方向けに、K-S1の気になる点を下記にまとめております。
今のK-S1の価格帯だと、NikonのD5300とかSONY α6000が良いですよね(エー

さて。気を取り直して以下では、K-S1をレビューするよ!

【デザイン】

個人的には、モダンな感じでツボです。
my K-S1
この肩のライン、トリックアート的だと思う
プラ外装ですが、高品質なラメ入り塗装(*)と、適度な重量感により、質感は良いように思います。

(*) ラメが入っているかはカラーによります。

K-S1 with various lens
with DA70

【画質】

ローパスレス2000万画素で描かれる緻密な画は、圧巻です。手持ちのレンズの解像度が1ランク上がったかのように感じられます。(という話はK-5IIsのときに既出ではありますが^^;)
また、画像処理エンジンPRIME MIIが秀逸で、生成されるJPEGファイルは、発色の良さ・ノイズの少なさともに満足です。

2つ
DA15でも細部まで解像…
特に「高感度性能」に関しては、RAWファイルで見てもノイズがかなり少なく、手元のK-5に比べてだいぶ良くなっていると感じます。

IMGP1108.jpg
繊細かつダイナミックな表現力 (は、どうやって表現したらよいのでしょうか)
個人的には、A4サイズの印刷ならISO6400、ディスプレイで見るならISO25600は普通に使えると感じました。
IMGP7131.jpg
ISO12800 は余裕

2014/10/24現在 LightroomはK-S1のPEFファイルに非対応です。
Lightroomを利用される場合はDNGファイルでの保存がおすすめです。
うっかり、デフォルト設定(PEF)で撮ってしまった場合、下記の方法で対応可能です。

【操作性】

ボタン配置

一見、奇をてらったかのように見えるUIですが、かなり使いやすいです。
多くの操作がワンハンドで完結するので、きっと使い込めば使い込むほど良さが分かります。



特に気に入ったのが「再生ボタン」で、グリップしたまま親指で押せるため
「撮影→写真確認→設定調整→再撮影」の繰り返しがスムーズに行えます。

モードダイヤル

購入当初『モードダイヤルが固め、OKボタンはクリック感が乏しい』と感じたのですが、
これらのボタン類も『適度な使いやすさに設定されている』という風に認識が変わりました。

モードダイヤルは、左斜め下を親指の腹でなぞると楽に回せます。
ふだんは簡単に回らないため誤作動し難く、良いデザインだと思います。

LED

また、背面ボタンのLED・前面LEDのカウントダウン機能は、夜景撮影や天体撮影時に便利です。いや、これほんと、すっげー便利。

いまいちなところ

ハイパー操作系が壊滅状況

1ダイヤルのため仕方ないとはいえ、PENTAXの上位機種(2ダイヤル)でおなじみの「ハイパーマニュアル」や「ハイパープログラム」が使えません。
これらの操作を多用したい方にとっては、操作性はあまり良いものではないかもしれません。
オールドレンズ向きのスペックを備えたK-S1なのですが、オールドレンズの使用はあまりおススメできません。
K-S1 with various lens
すまない。SMC Takumar、お前の出番はないんだ。

INFOボタンの挙動が解せない

個人的に解せないのは、ディスプレイの表示情報を切り替える方法が、
  1. INFOボタンを押して、画面に切替メニューを表示
  2. 矢印ボタンを使って、メニューから選択
と2段階の操作となっていることです。なぜ、K-5のように「INFOボタンの複数回押しで切り替え」ではないのか理解に苦しみます。
INFOボタンを2回押すと出てくるメニュー。
この画面を挟んできた意味がわからない。

操作性に関する総評

不満はありますが、通常のP,Av,Tvモードで撮影する分には、余計なメニューがなくシンプルな分、使いやすいと感じます。
(TAvは露出補正ができないので実質的に使えないのではないでしょうか…、閑話休題。)

また、PRIME MIIの処理能力が高いようで、各種操作がキビキビ動作するのも使っていて心地よいです。

【バッテリー】

良いのではないでしょうか。

各種レンズ補正を常時ON、ライブビューを多用した状態でも、少なくとも200-300枚は持っているように思います。

【携帯性】

K-5に比べて、体感で分かるくらい軽いです。
明るく見やすい光学ファインダー付で、この重量は良いです。

個人的には「体積」が大幅に小さくなっているのが気に入ってます。カバンに気軽に放り込めますし、軽量小型なDALimitedレンズと合わせて、ぶらぶらするのが楽しいです。

【機能性】

色々豊富

細かな点で上位機種に劣るものの、必要十分以上の機能を備えているように思います。
PENTAX Qシリーズでお馴染みの「エフェクト」を気軽に使えるのは、なかなか楽しいです。
JOJO bar
エフェクト「フェードカラー」
O-GPS1(アストロトレーサ)が使える点や、Eye-Fi連動機能がある点も便利です。
Eye-Fiを入れたときの設定メニュー

ファインダー

明るく見やすいので、単焦点を使うのが楽しいです。

K-5と比べて、サイズが劇的に変わるわけではありませんが、明るいことも相まって、大口径のレンズを気持ち良く使えます。
蛇足ですが、キットレンズなど暗めのレンズではK-5との差がよくわかりません…。

シャッター

1/6000sが切れるのは安心感があって良いですね。

機能や性能とは関係ありませんが、シャッター音が、PENTAXの上位機種に比べるとうるさめです。他社同クラスの一眼レフと比べれば、並みだと思います。

まぁ。なんというか、キットレンズのモーター音と相まって、煩く感じるのは確か。

AF

AFに関しては、K-5より速度・精度ともに良いように思います。
夜間でも、わりとピントが合います。

え?「他社と比べてどうか?」 その質問、野暮ですよ。

いまいちなところ

上でも書いたように、「ハイパーマニュアル」や「ハイパープログラム」が使えません。

その他、「ミラーアップ撮影」ができない、感度アップのタイミング調整機能がない、動画撮影時「絞り固定」モードが設定できないなど、上位機種では可能な細かな設定が大抵できません。

メインで使うには物足りなく感じます

【液晶】

特に不足を感じません。

【ホールド感】

グリップ部も細部まで意匠が凝らされており、小型軽量機としてよく考えてデザインされているように感じました。
指がかかるよう、えぐれてる。
ただ、がっつり握り込むという持ち方はできず、他社製品含め、通常の一眼レフの機種と比べて、いまひとつと感じます。

広角~中望遠レンズを使う分には不足を感じることはないのですが、大型の望遠レンズを付けた時の収まりは悪いです。

対処方法

ストラップを腕に巻きつけることで、望遠レンズとの組み合わせでもホールド可能です。

【満足度】

最初は『ちょっと性能の良いエントリー機』という認識だったのですが、使い込むにつれて、
『ユーザーインターフェースをエントリー機並みに使いやすくした上位機種』
という風に感じました。

ニッチなターゲットだとは思いますが、『光学ファインダーで写真を撮りたい人』には、良い機種だと思います。

性能の良さに加え、デザインが好みなこともあり、個人的な満足度は高いです^^
IMGP0939.jpg
ここで突然の重機です。

【備考】

その他、K-S1に関して書いた記事はここからまとめて見れます。

今までにK-S1で撮影した写真はFlickrにおいています。他の機種での撮影写真も混じっていますが、EXIFを残しているので見分けはつくかと思います。

K-S1の公式サンプルを撮影されたPH:IDさんによる作品を下記にまとめております。
よろしければご覧ください。