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LOVE PENTAXYZ

News & Tips about PENTAX products, and daily photos by PENTAX cameras.

よく使った機材と写真から振り返る2015年


 

今年1年はこまごまとした撮影用機材を買うばかりで、新しいレンズやボディはほとんど買えずじまいでした。そんな1年ではありましたが、自作のソフトウェアを用いてこの1年を振り返ってみたところ、くしくも重複する焦点距離のレンズを整理した年となりました。
 
というわけで、この1年間によく使ったレンズを取り上げ、各レンズについて今まで使ってきて思ったこと・感じたことをツラツラととりとめもなく書いてみたいと思います。
 
つまるところ、お気に入りレンズ4本を作例てんこ盛りで全力レビューするよ!

謝辞

この記事は、下記記事にinspireされて作成しています。

今年良く使ったレンズ

  • 3位: smc PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited
  • 2位: FA 31mmF1.8AL Limited
  • 1位: smc PENTAX-DA★ 55mmF1.4 SDM
  • 番外: smc PENTAX-DA 50-200mmF4-5.6 ED
 

3位: DA15mmF4Limited

 
『ぐわっと眼前に広がる空間を1枚の写真に収めたい』というときに必須のレンズ。
万博公園の妖精たち
 

絞って風景写真を撮るには性能面に何ら支障はないのですが、日常的に使うには、明るくはない開放側(F4)で周辺部の解像力が高いとは言いがたいところがあり、積極的に使おうという気にはなりません。

夕暮れ dawn
 

とはいえ、とても小さく軽いので、外出するときは『ここぞ!』というときのためにバッグの隅に放り込んでいることが多く、(自分でも意外だったのですが)結果的に利用率は高くなっています。

夜と月
 

極めて歪曲が少なく、おまけに寄れるので、スナップ写真に使えたり、使い勝手は極めて良好です。

あっちがいい
 

F8まで絞ると、周辺部まで十分な解像度となり、ほとんど感じられないレベルの周辺減光や色収差の少なさと組み合わさって、風景写真に最適です。

morning glow
 

逆光耐性やヌケ・コントラストも良好で、撮りたいと思ったものを、難しく考えることなく気軽に撮れる、完成度の高い超広角レンズだと思います。

IMGP0992-Edit.jpg
 

2位: FA31mmF1.8Limited

焦点距離 35mm判換算50mm前後(標準域)のレンズは、自分の場合、気を抜くといとも簡単に凡庸な写真を量産してしまうために、どうにも苦手意識があります。
Popincourt cafe
 

巷の評判を確かめようと購入当初は頻繁に持ちだしていたFA31mmも、いつしか苦手意識が芽生え、PENTAX用の軽量小型なレンズとは一線を画すサイズということもあり、最近ではあまり使っていない気がしていました。

手作りひな人形
 
が、今回撮影枚数を確認してみたところ、利用頻度1位のDA★55mmと同程度に使っていました。余談ながら、単純な撮影枚数ではなく、気に入った写真が撮れた枚数もDA★55mm並に多かったです。
お気に入りの三輪車とともに
 
撮影写真を振り返ってみると、周りの風景を適度に残しながら娘や家族・友人を撮るために良く使っている印象です。日常の空気感を残せるレンズ、という気がしています。
IMGP9607.jpg
 
購入当時は軽量&必要十分な性能のDA35mmF2.4とで、どちらを持ち出すか悩むことが多かったのですが、今では迷わずFA31mmを持ち出すようになりました。

周辺まで安定した画質、DAレンズには出せない強すぎず弱すぎずの絶妙なコントラスト、開放の柔らかな描写と絞ったときのキレッキレの遠景解像力、(最新レンズに比べれば)やや低く感じる逆光耐性、前後の美しいボケ味など、ユニークな特徴を備えたスペシャルなレンズ。

この特徴をうまく使いこなせるようになりたいものです。
now girl praying...
 
めっちゃ使っておいてなんなのですが、換算50mmはやっぱり感覚的に使いづらいのでフルサイズで大口径広角レンズとして使うことが今から楽しみです。

このレンズは、フルサイズでいったいどんな世界を魅せてくれるのでしょうか。

1位: DA★55mmF1.4

満を持して手に入れたグレイトなレンズ。
我が家の小人
『グレートですよこいつはァ』
手のひらに
 
学生の頃、K100D (APS-C機)にSuper Takumar 55mmF1.8という組み合わせのみで写真を撮り続けていたことがあり、手にした時からとても手に馴染みました。
jelly fish
 
『予想どおり55mmのレンズはなじむ
このボディ'に実にしっくりなじんで 写欲が今まで以上に増強できたぞ
なじむ 実に! なじむぞ フハハハハハ』
curiosity
 
このレンズを買ったことで、自分の中でポートレート用、というか家族撮影用レンズとして使っていたDA70mmF2.4Limited、Tamron 90mmの出番は激減しました。DA★55だと少し引けばその場の様子も写し込めるため、ポートレート用途だけにとどまらない汎用性の高さが心地よいところ。
IMGP9057.jpg
 
焦点距離50mm付近は、ファインダー越しに肉眼で見る景色がそのまま見える(素通しのファインダーのように見える)ので、作品の出来上がりが予測し易いのも使い勝手が良く感じる所以かも。
万博公園の妖精たち
 
寄っても良し、引いても良し、開放では柔らかく、絞れば周辺部まで驚異的な解像力で、キメの細かな上品な描写で目に見える世界を煌びやかに彩ってくれます。
ヒヨドリと陽光桜
 
ポートレートにだけ使うにはもったいないほどの高性能ぶり。
鯉のぼり
 
そんなDA★55の数少ないウィークポイントは、AFの遅さと、開放でのピントのシビアさ(扱いにくさ)。
IMGP8797.jpg
 
そんな弱点を腕でカバーすべく、MFで使おうにもピントリングの感触は正直いまいちです。
笹部桜
 
DA★55を手にしてもなお、AFに関して問題のないDA70も捨てがたく。コッテリとした艶のある描写で独特の世界観を紡ぎ出してくれるDA70を使おうとしたこともありました。
森の中で…に出会った
 
しかしながら、使えば使うほどDA★55の描写に惹き込まれ、今ではDA★55一筋です。少し脱線しますが、防滴防塵なので雨の中でも使え、撮影フィールドが広がるのも嬉しいところ。
Runner 走る人
 
AF速度の問題(レンズの駆動速度がボトルネックになって動体追従できない問題)は置きピンでカバーしています。ピントリングの感触は『まぁ、こんなもの』と割り切ることに。
A land like a whale
 
AFの問題を抱えてもなお使いこなしたくなるほどに、得るものが大きなレンズ、それがこのDA★55に対する個人的所感です。
smile
 
少し絞ってやればフルサイズでもその高解像力を遺憾なく魅せつけてくれそうではありますが、フルサイズ55mmという画角は、自分の肌に合うのかどうか、楽しみでもあり不安でもあります。


番外: DA50-200mmF4-5.6

日常的に望遠レンズを扱いたくなり、散々検討したうえで購入したPENTAX随一の廉価ズームレンズ。
イルカ in SUMASUI
 
巷の評判や、PHOTOHITOをはじめとする大量の作例を吟味した結果、『F8 ~ 11なら』十分な描写性能というジャッジを下し、日中からISOアゲアゲで実際に使ってみたところ、これがビンゴ。
ヒヨドリ
 
標準~中望遠の単焦点では撮れない写真を量産することができました。
夕日を背に
 
廉価ズームレンズとはいえ、現代のPENTAXらしく逆光耐性は実用十分な程度に良く、『F8 ~ 11なら』 (大事なことなので二回言いました)コントラストや彩度、シャープネスも良好です。色収差も少ないですね。
Nara Park
 
DA50-200の想像以上の活躍に、『もっとしっかり望遠写真を撮りたい』という想いが強くなり、しっかりした三脚やアルカスイス互換のブラケットを追加しました。
明鏡止水
 
余談になりますが、DA50-200の『絞ると描写が豹変する(グッと良くなる)』ことに気を良くして、初期型のDA18-55mmを引っ張りだしてみましたが、絞っても絞ったなりに改善するだけで、正直実用には依然厳しいレベルを抜け出せず…。
Dai-itoku-ji Kishiwada Osaka
 
現代のレンズなら廉価ズームでも絞れば使えるのは当たり前なんて気がしていたのですが、
『ただし初期型DA18-55、てめーはダメだ』
おっと。雑談が過ぎました。
momiji at midnight
 

実用十分なポテンシャルに、望遠レンズとは思えないほど小型軽量であることが相まって、晴れた日の良いお供になっています。
Waterfall of Minoh
 
50mm始まりというのも使い勝手が良いです。これ一本で済ませてしまうこともしばしば。
Orion
 
また、ソフトフィルタを組み合わせれば星撮りにも十分使えました。O-GPS1との組み合わせで手軽に星座や星雲を撮れるので、星撮りが楽しくなってきました。
 
とはいえ、F8 ~ 11まで絞ってしまうと、星を撮るには暗すぎるのがちょっと困ったところ。そろそろワンランク上の望遠レンズがほしくなってきました。
 

最後に

今年は家を作るために週末翻弄されてしまったりとせわしなく、カメラや写真にかけられる時間も資金も捻出できなかったのが辛かったところ。
 
苦肉の策で、フルサイズを見据えて使えそうな廉価レンズを調べ、FAJ18-35を購入してみたりもしたのですが、
 
この記事をまとめたことで踏ん切りがついたので、本日、使わなくなったレンズ4本とK-5を生け贄に捧げ、α7 + DAレンズ用マウントアダプタを召喚しました。来年はPENTAXのフルサイズ機登場までの間、SONYのフルサイズ機でPENTAXのレンズを遊びたいと思います。
 
最後になりますが、本年も本blogをご愛読いただきありがとうございました。
良いお年を!